2018/11/12相続対策で一番大事なもの。それは『家族会議』
これさえうまくできれば、
相続対策がうまくできるというものがあります。
それは『家族会議』です。
これは、相続に関わる仕事をされている方が皆さん
おっしゃる共通語のようなものです。
「家族で集まって話すだけ!?」
そんな簡単なことで相続がうまくいくようになるの!?
と思われるかと思います。
でも、これが一番難しいのです。
◆家族会議は親主導で開催する
相続のことは子供から親にはなかなか言いづらいものです。
「死ぬのを待っているんじゃないか」
「遺産を狙っているんじゃないか」
と思われるのではないかと思って、子供から相続のことは
なかなか言い出しにくいものです。
しかし、相続対策を何もせずに親が亡くなって、
困るのは子供たちです。
子供たちが困らないようにしておいてあげてほしいと思います。
ただし、いきなり
『相続対策のことで話があるから集まってほしい』
というのも仰々しい感じがしますよね。
そこでこのように言ってみてはいかがでしょうか?
『オレもそろそろ年だから、今後の介護や看護のことで
みんなに話しておきたいことがあるから集まってほしいんだが』
◆家族会議は『踏み絵』
これで家族みんなが集まってくれたら、初めの第1歩としては
大成功だと思います。
子供たちもそれぞれ家庭を持っていたら、なかなか時間が
合わないこともあると思いますが、そこで予定を合わせて
わざわざ集まるということが非常に大事なのです。
しかし、中にはこんな子供もいるかもしれません。
「兄貴たちでいろいろと話をしてもらっていいよ。おれは
その内容をあとで教えてもらえればいいよ」
もちろん子供たちもそれぞれ家庭を持っているので、
毎回出席できるとは限らないと思います。
ただし家族会議が1回で終わることはなかなかないと思います。
今後の計画を立てて、それを実行していくのに
手間も時間もかかります。
それをすべて親や他の兄弟にまかせっきりの子供に対して、
相続後に平等に遺産を分割するということが果たしてよいのか
ということも見えてきます。
家族会議は、まさに相続発生前の『踏み絵』と言っても
良いのではないでしょうか?
◆家族会議って何をどのように会議すればいいの!?
こんなデータがあります。
相続について家族で話をしたことがあるという方に
「相続について家族で話をしていかがでしたか?」
という質問をしました。
これらのアンケート結果をまとめますと、
約6割の方が家族会議をしても
問題点が解決していないということが明らかになりました。
(このデータは、個別相談等の際にご覧いただけます)
結局家族会議をしても
『何を話をすればよいのかわからない』
『どこにどんな問題があるのかわからない』
『話がいろいろと脱線して、うやむやで話が終わってしまった』
『問題点は何となく明らかになったが、その解決方法がわからない』
ということが多いということだと思います。
そこで、弊社では『家族会議支援サポート』という
サービスを提供させていただいております。
家族会議の方向性をお示しし、お元気なうちに
相続対策をサポートさせていただきます。
相続のことでのご相談事がございましたら、
上尾相続相談センターまでお問い合わせくださいませ。