2019/01/07墓じまいについて考える ~お墓の承継者がいらっしゃいますか?~
今日から仕事始めという方が多いようですが、
年末年始は、実家に帰っていたという方も多いのでは
ないでしょうか?
帰省の際に先祖のお墓参りに行ってきたという方も多いと思います。
地方出身で、現在は首都圏にお住まいの方は、
お墓を守っていくのは、誰が中心になって守っていくのかという
こともご家族でお話をしておくことも相続の大事な部分を占めると
思います。
お墓を守っていく人がいない場合には、墓じまいについても
検討するのが良いと思います。
◆地方出身の方の墓守や墓じまいについて考える
地方出身の方で、現在首都圏にお住まいになっている方は、
そうそう実家に戻ることもできないでしょうし、
ご両親が亡くなってしまった後に、墓守は誰が行うのか
ということはとても気になるところではないでしょうか?
団塊の世代の方は、学生時代に首都圏に来て、大学卒業後も
首都圏の会社に就職をしたという方は結構いると思います。
実家の近くに他のきょうだいが住んでいる場合には、
まだ良いかもしれませんが、誰も近くに住んでいない場合は、
お墓はどうするのでしょうか?
団塊ジュニア世代も、自分の両親の出身地が地方都市の場合に、
自分の両親の先祖のお墓は誰が管理していくのか非常に気になりますし、
両親の遺骨はどこに埋葬するのかということも非常に気になります。
やはり墓守や墓じまいについて家族で話し合いをすることが、
非常に重要になると思います。
◆墓じまいをする場合に新たな供養の方法はどのような方法がある?
現在は、霊園に墓石を建てて、供養するという一般的な
方法以外にも様々な供養の方法があります。
墓じまいをする場合には、どのような方法で供養をするのかを決めてから
具体的に行動したほうが良いと思います。
墓じまいをする方で非常に多いのが、永代供養墓での供養をするという方です。
永代供養墓であれば、最初に墓石代はかかりません。
管理は、寺院や霊園が行ってくれますので、承継者がいなくなって
無縁墓になってしまうという心配もありません。
その他にも一般的な霊園などに墓石を建てて供養する「改葬」や
「樹木葬」「散骨」「納骨堂」などで供養するなど様々な方法があります。
費用の面や今後、お墓を管理する墓守できる人がいるのかいないのかなど、
よくご家族で話し合って供養の方法を決める必要があります。
◆墓じまいの手続きはどうすればいい?
家族の話し合いの結果、墓じまいすることになった場合には、
行政への手続きも必要になってきます。
お墓がある市区町村に、どのような手続きが必要になるのかを
お聞きしてみるのが良いと思います。
また、改葬して、お墓を移す場合には、受け入れ先の市区町村にも
手続きが必要になる場合があります。
こちらは、新たに墓石を設置する場合には、石材店などにも
相談すると色々と教えてくれると思います。
また、最寄りの市区町村に直接お尋ねするのもよいと思います。
またお寺の墓じまいする際には、「離檀料」として、お寺に今までの感謝の
お気持ちをいくらかお支払いするのが一般的です。
まれに高額な離檀料を請求される場合もありますので、
事前にお寺に墓じまいのことをご相談することをおすすめします。
◆ご先祖様への感謝の気持ちを忘れずに
いま私たちがこうして生きていられるのも、ご先祖様あっての
ことですから、日頃よりご先祖様への感謝の気持ちをお墓参りの際に
お伝えしようと、私は心がけております。
するとやはり、遠くにお墓がある場合はどうするのかということが
気になってくるという方も多いのではないでしょうか?
ご両親やご親戚の方々とも墓守のことや墓じまいのことなどで
一度お話をされてみてはいかがでしょうか?
我が家も首都圏のほうに改葬する手続きを進めています。
今日もありがとうございました。