2018/12/26年末年始に介護のこと、相続のことをお話してみてはいかがでしょう!?
あと今年も1週間ほどで終わってしまいます。
ほんとに一年間あっという間ですね。
年末年始は普段なかなか集まることができないご家族が
集まることができる数少ないチャンスです。
自分自身や親の介護のこと、相続のことをご家族皆さんで
お話してみてはいかがでしょうか?
◆介護の先に相続がある
相続のことも考えておかなければなりませんが、
その前に介護の問題が必ずやってきます。
相続の話というとだいぶ先の話のように感じるかも
しれませんが、介護の話というと皆さん現実味を帯びてくる
お話と感じていただけるのではないでしょうか?
人生100年時代の到来といわれる昨今、
介護の問題は、決して避けて通れない問題です。
健康寿命と平均寿命があるのをご存知でしょうか?
健康でいられる年齢とお亡くなりになられる年齢は、
大きく乖離しています。
この乖離の年数は、平均すると男性が9年前後、女性が12年前後
もの乖離があります。
ということは、大体10年前後くらいは、子供が親の介護を
していかなければならないということです。
親世代は、どのように老後の生活を迎えたいと
思っているのでしょうか?
子世代は、どのように老親の老後の生活を支えていこうと
思っているのでしょうか?
誰が先頭に立って介護をしていくのでしょうか?
お子さんのうちのどなたかが同居して面倒をみていくのでしょうか?
誰が介護費用を捻出していくのでしょうか?
考え始めるとたくさんの課題が出てくるのではないでしょうか?
相続の前に介護方針をめぐって、家族の仲が悪くなるということが
現実に起きています。
そのような状態になってしまって、はたして相続では揉めないと
いうことがあるでしょうか?
◆相続のこと
心筋梗塞や脳出血などで急死をされてしまった場合を除くと、
大概のケースで介護の先に相続があります。
介護方針でもめてしまった家族は、相続でももめる可能性が
高くなります。
だからこそお元気なうちに、ご家族が集まれるうちに
親世代のお考えと子世代のお考えをすり合わせておくことが
重要です。
ご家族のなかで中心になって介護をされたお子さんに、
他のお子さんと同じように遺産をわけることがよいのでしょうか?
そこに親の気持ちがあらわれても良いのではないでしょうか?
事前にそのお考えをお子さんに伝えたり、遺言やエンディングノートで
想いを残すことはとても大切なことではないかと私は思います。
◆実家のこと
今親世代が住んでいる実家には、同居しているご家族は
いらっしゃいますか?
もしも、子世代が皆さん自分たちの持ち家をもっているのであれば、
実家は将来的には空家になる可能性が非常に高くなります。
ご実家が親世代の持家であれば、その家を誰が相続するのでしょうか?
また、親世代と子世代が同居している場合、同居していない
他の子供たちには、何を相続させてあげるのでしょうか?
普通に考えれば、同居をしている子供がその家を相続する
というのが自然な流れではあると思いますが、他の子供たちは、
それで納得してくれるのでしょうか?
やはり、親世代のお気持ちと子世代のお気持ちに、
ずれがあるかもしれません。
年末年始にご家族が集まる際に、ぜひ介護のこと、その先の相続のことを
少しお話をしてみてはいかがでしょうか?