2018/11/08最近感じる「利他の心」
今から約6年前に書いたブログです。
最近になってさらに感じる「利他の心」の大切さです。
改めて身を引き締めて仕事をしなければと感じる
今日この頃です。
◆人は人を喜ばせるために生まれてきた
2歳10ヶ月になる娘を見ていて、最近ふと思うことがあります。
娘は今何でも自分でやりたがるお年頃です。
帰宅し、妻が夕食の準備をしてくれていると、
娘が
「今日も私が料理したんだ〜」
とアピールしてきます。
野菜を洗ったり、塩コショウをしたりと
簡単なお手伝いのようですが。
「◯◯が作ってくれたごはんなら、今日もきっとおいしいね〜」
というと満面の笑みになります。
実際に運ばれてきた料理を食べながら、
「今日も◯◯がお料理してくれたから、おいしい!」
と私が言うととても喜んでいます。
そこから
「それじゃこれも食べて」
「もう一回これ食べて」
と凄まじい攻撃が始まりますが。。。(笑)
こういうやりとりを毎日していて、ふと思うことが
人間は、他の人に喜んでもらうために産まれてきたんだなあと
いうことです。
こんなに小さい時から人に喜んでもらうことは、自分にとって
うれしいことだというのがわかっているんですね。
もちろん私も妻もそんなこと教えたことはありません。
ある日、突然こんなやりとりが始まりました。
これは人間が生まれ持った本能なのでしょう。
これでほめられたり、感謝されたりすると、また次の日もお手伝いする
ようになるんですよね。
誰かに必要とされることが、こんなに嬉しいことなんだということが
本能的にあるんだと思います。
ところが、辛いことがあると自分を見失い、自分の存在意義を見失うことも
あると思います。
でも人間一人では絶対に生きてはいけません。
必ず誰かが自分を必要としてくれています。
◆利他の心を持つことができるかどうか
この人間が持って生まれた当たり前の利他の心というのが、
経営や仕事と一緒だなと改めて痛感させられました。
私の尊敬する経営者の稲盛和夫さんが
いつもおっしゃっている言葉につながります。
私利私欲を捨て、「人のために尽くす」ということを経営の基本におきなさいと、
また「人間として何が正しいのか」を経営判断の基本としなさいと繰り返し
おっしゃっています。
稲盛和夫さんの著書
「こうして会社を強くする」の中でこういう一節があります。
【実は人間が一番強くなるのは、執着から解脱した時なのです。
「儲けたい」「偉くなりたい」、これはみな欲望です。
もちろんこの執着、欲望から完全に抜けだすのは無理ですが、
「人を喜ばせるために」と考えれば、その分我欲が引っ込みます。
心が高まっていくのは、実はここからなのです。】
昔のブログを見返していて、
これが果たして自分にできているだろうか
改めて自己反省をして、今日からまた気を引き締めていこうと
感じた朝でした。