2018/10/21「最強の人脈術」を読んで ~マイプラットフォームを構築するということ~
「最強の人脈術」という本を読みました。
私が日々抱えていた悩みや不安を一掃してくれる
内容でした。
そして、自分が目指していた方向は間違いなかったのでは
という確信を得ることができました。
「プラットフォーム戦略」
この言葉を世に広めたのは、この本の著者の
平野敦士カール氏です。
ドコモのiモードを企画し、今のスマホの原型を作った人
といっても過言ではないと思います。
世界や日本で勢いのある会社は
価値あるプラットフォームを提供することに
注力しています。
Google、amazon、facebook、apple、uber、airbnb、メルカリなどは、
どの企業もプラットフォームという場を提供し、
それを利用する人たちすべての人々にメリットを提供しています。
そしてこれからの時代は、個人も同様にプラットフォームを
提供できる時代となりました。
この本の内容とともにこれからのビジネスの方向性を考えてみたいと
思います。
◆弱い紐帯がもたらす絶大な力
1973年にアメリカの社会学者であるマーク・S・グラノヴェッターは、
「弱い紐帯の強さ」という論文を出しました。
これは「価値ある情報の伝播には、家族、親友、同じ職場の
仲間のような強い人脈ネットワークよりも、多少知ってるような人や、
友達の友達のような弱い人脈ネットワークのほうが重要である」
ということを発見したのです。
実際に、私も先日、ある勉強会に出席しました。
約30人ほどの参加者が、4,5人のグループに分かれ、
ディスカッションを行ったり、ワークに取り組んだりしました。
周りは、ほとんど初めて会う人ですが、そのディスカッションの中から
いくつもの気づきや、有益な情報を得ることができました。
おそらく、これはそこに参加した全員が同じようなことを感じている
のではないかと思います。
これこそが、「弱い紐帯の強さ」であることは間違いないでしょう。
◆プラットフォーム戦略という最強の武器
プラットフォームビジネスの成功例に共通している特徴は、
それにかかわっているすべての人にメリットを提供していると
いうことです。
今までの商売は、いかに良い商品やサービスを開発し、
どのようにそれらをお客様に提供するかということを
考えるのが商売の鉄則でした。
ただし、現在の考え方は全く違います。
どのような「プラットフォーム=場」を提供するか
いかに「誰と誰をマッチングするか」を考えるのが
今のビジネスの考え方です。
今までは企業がこのようなプラットフォームを提供していましたが、
今は、ブログやSNSなどによって個人が自分の「マイプラットフォーム」を
構築することができるようになりました。
これが最強の人脈を築くことにつながります。
◆マイプラットフォームの作り方
自分自身がプラットフォーマーになるときに持つべきイメージは、
「自分一人で1億円稼ぐのではなく、10人で100億円稼ぐことで、
1人当たり10倍稼ぐ」というイメージです。
オフラインでは、自分自身がブリッジ=仲介役になり、
人と人を結びつけることがマイプラットフォーム形成の鍵に
なります。
人はひとりでは絶対に成功できません。
自分には足りない部分を補ってくれる人とアライアンスを組むことで
補うことができます。
その仲介役ができれば、自分自身がプラットフォーマーになることができます。
オンラインでは、ブログやホームページなどで
情報発信を行います。
その情報を読んでくれる方々にとって有益な情報を
発信することで、そのような情報を欲している方々が集まり、
自然とマイプラットフォームが出来上がります。
◆ブログはインターネット上の資産になる
ブログは、インターネット上の資産になります。
自分がある分野で、有益な情報をブログで発信し続けることにより、
その分野に興味がある方々が、そのブログの読者になってくれます。
そして、同じような読者の方々がそのブログに集まることにより、
自然とマイプラットフォームを構築することができるのです。
そして、一度ブログで記事を書いたら、それが1か月後に
削除されるということはありません。
一旦記事を書けば、自分で記事を削除しない限り
一生インターネット上にその記事が残ります。
そして、記事が増えていけばいくほど、その記事のあるキーワードに
検索が引っ掛かる可能性が高くなっていきます。
それこそが自分自身の資産になります。
ブログで記事を書けば書くほど、自分の資産が増えていくということです。
これをオウンドメディア(自分自身のメディア)といいます。
そしてこのオウンドメディアをSNSで拡散することにより、
更に多くの方々の目に留まるようになります。
そしてまた新たなブログの読者が現れることにより、
マイプラットフォームが更に成長していきます。
そして、これら読者の方々が、
何よりも最強の自分自身の人脈となるわけです。
しかし、ブログで情報を発信し続けることは、非常に根気が必要です。
そして、すぐに結果は現れません。
だからこそやる価値があるのだと思います。
この本の最後にこのように書かれています。
「現代というこの時代は、オンラインでもオフラインでも、
有史以来最高の環境が個人に与えられています」と。
やるかやらないかは私たち自身にかかっていると思います。
あとは思い切って最初の一歩を踏み出す勇気が
あるかないかだけなのかもしれません。