今から約20年ほど前

ロバート・キヨサキさんが

書かれた『金持ち父さん 貧乏父さん』

という本が大ヒットしました。

 

 

労働して収入を得ている『貧乏父さん』と

お金にお金を稼いでもらう『金持ち父さん』

の人生を比較しながら、

不動産投資や金融投資、

企業オーナーなどになるメリットが

かかれている本でした。

いまだに多くの方々に読まれている本ですが、

相続に関しても同じことがいえます。

 

貧乏相続になる方というのは、

現状把握を行わず、何の対策もしないまま

相続を迎えてしまったという方です。

 

相続が発生した後に

納税資金が足りないことがわかり、

慌てて不動産を売却し、

不動産の買取業者に足元を見られた値段で

安く売却することになります。

 

しかも、資産を失って、

遺言も何もないなか、

遺産分割でも揉めてしまう。

そんな方々を多く見てきました。

 

一方で、金持ち相続を迎えられた方は、

ご自身で色々と勉強されたり、

専門家のアドバイスを聞いたりして、

現状の問題点を把握し、様々な対策

されている方です。

 

お持ちの不動産を最大限有効に活用し、

納税資金を貯めながら、

時には、価値が低い不動産を売却し、

資産価値の高い不動産に組み替えるということを

している方々も中にはいらっしゃいます。

 

きちんと遺言書も残し、

どうしてこのような財産の分け方をするのか

被相続人から相続人へお手紙を残す方も

いらっしゃいます。

 

資産を引き継ぐ相続人の方々に

とても感謝されているというご家庭も

見てきました。

 

ご自身が亡くなった後の話を

元気なうちからしたくないという方も

多いかもしれませんが、

お子さんたちへの愛を

最後に遺していただければと思います。

 

生意気なことを

申し上げて申し訳ありません。

少しでも多くの方々に、円満に相続を

迎えていただきたいと思っています。