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コラム 2020年7月7日

見過ごされがちな『老人性うつ』という病気と『認知症』

キーワード:書評

◆ 『老人性うつ』という気づかれにくい心の病

先日、精神科医として著名な和田秀樹先生の著書『老人性うつ』という本を拝読しました。

副題が『気づかれない心の病』というだけあって、高齢者のうつ病は見過ごされがちな病気とのことです。その結果100万人もの高齢者の方のうつ病が放置されていると考えられているそうです。

 

なぜそのようなことがおきるのでしょうか。

うつ病の初期症状として、

『いつもより元気がない』

『食欲不振や睡眠不足』

『動悸や息切れがする』

などの症状が多いそうです。

これは、『歳のせいよね』と本人も、周りのご家族も思ってしまわないでしょうか?

これが見過ごされがちな大きな要因で、気づいたときには、かなりうつ病が進行してしまっているというケースが多いようです。

 

 

◆ うつ病から認知症になってしまうことも

高齢者のうつ病は、早期に発見・治療をすれば、若い方のうつ病より治る確率が高いそうです。

みなさまの周りでもそのような方がいらした場合には、うつ病を疑ってみて、早期に心療内科を受診されることをおすすめいたします。

残念ながら、自ら命を絶つ方が年間約2,000万人いらっしゃいますが、その4割が60歳以上の高齢者です。高齢者のうつ病を早期に防ぐだけで、自ら命を絶つ方を大幅に減らすことができるのです。

また、うつ病はセロトニンなどの神経伝達物質が不足することにより起きるとされていて、認知症も同様に神経伝達物質が不足することが要因といわれているそうです。

うつ病を長期に放置してしまうと、これら神経伝達物質が足りないだけだった状態から、脳に器質的な変化がおきてしまい、認知症になりやすくなるのだそうです。

ですから高齢者のうつ病を放置していると認知症になりやすいのです。

 

◆ 老人性うつになる要因

高齢者の方がうつ病になってしまう要因として、様々な喪失感が大きな要因のようです。

『大切な方との死別等による喪失感』

『老化による自己愛の喪失感』

『社会的地位の喪失感や子育てが終わったことへの喪失感』

『病気や老後のお金の不安』

 

ですから地域コミュニティや趣味のサークルなどに参加して、人とのつながりを持つことが、うつ病を未然に防ぐ大事なポイントということです。

 

以前司法書士の先生からお聞きしたお話です。

その先生が後見をされている高齢者の方が介護施設に入ったら、同年代のお友達ができて、毎日お話をしているうちに施設に入った時よりも元気になられた方がいたそうです。

なかには恋が芽生えて、施設の中で結婚された方もいらしたそうです。

やはり、一人にならないということがとても大切なのかもしれません。

みなさんの周りの方々の体調の変化に少しでも異変を感じたら、早めの対処をおすすめいたします。

今日もありがとうございました。

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