2019/12/14ケアマネージャーさん向けに『家族信託』の勉強会を開催しました
先日、保険会社の方からのご紹介で、介護施設のケアマネージャーさん向けに家族信託の勉強会を開催させていただきました。
介護が必要になった方々のケアプランを作成するのが、ケアマネージャーさんです。
介護の現場で、最も利用者様やそのご家族に近い存在と言えると思います。
だからこそ、利用者様やご家族から信頼され、様々なご相談をお受けするわけです。
そんな方々のご相談の中で、認知症にすでになってしまっていて、何もお力になれない歯がゆさを今まで数多く経験されてきたそうです。
そのようなときに、たまたまお会いすることができ、ケアマネージャーさん向けに家族信託の勉強会を開催させていただくことになりました。
私のつたない資料にも真剣に向き合っていただき、熱心にお話を聞いてくださいました。
その中で私が印象的だった言葉があります。
『家族信託という制度を知らないがために、ご本人やご家族の人生が変わるかもしれない』
『介護離職なんて日常茶飯事なんです』
というお言葉です。
現場の生の声です。
人生が変わるかもしれないのです。
これから2,3年すると団塊の世代が後期高齢者になります。
おそらく介護が今以上に大変な時代がやってきます。
親の財産が介護に使えるのであれば、使うべきだと思います。
親の財産が認知症によって凍結しても、子供が費用負担できるのであれば特に問題はないと思います。
しかし、そこに少しでも不安があるのであれば、事前に対策をするべきです。
何も対策をしないまま親が認知症になってしまい、親の財産が凍結し、つらい思いをするのは子世代です。
こんな熱い想いをお持ちのケアマネージャーさんや、ご利用者様のご家族の方々のお力に少しでもなれたらとてもうれしく思います。
また来月もケアマネージャーさん向けの勉強会を開催させていただきます。
微力ながら、お力になれるように全力を尽くしたいと思います。