2019/06/04想いを言語化することの大切さ
昨日は、私も幹事を務めさせていただいている埼玉県相続診断士会にて、『家族信託』の勉強会の講師をさせていただきました。
自分の想いを言語化し、アウトプットすることの大切さを改めて実感いたしました。
私は『家族信託』を多くの方に知ってもらい、介護離職しなければならないという方を一人でも多く救いたいと思っています。
勉強会の講師をさせていただいたことにより、さらにその想いが強くなりました。
◆圧倒的な信念
昨日の埼玉県相続診断士会では、『家族信託』をテーマにお話しさせていただきました。
私がなぜ家族信託の普及を行っていこうと思ったのか、また地域の皆様に、どのように広めていったらよいのかという点をお話させていただきました。
そのような内容のお話を、ご参加いただいた皆様にどのようにお伝えするのか、ということを考えて言語化するということは、改めて自分の想いや考えをさらに強固なものにし、圧倒的な信念となるのではないかと実感しています。
◆一人で抱え込まない
勉強会の後の懇親会で、『あそこまで中身をお話しちゃうの!?』とおっしゃっていただいた方もいらっしゃいました。
でも、私はそれでいいと思っています。
今、世の中はすべてオープンソースの時代です。あのトヨタもハイブリッドの特許技術をオープンソースにすると先日発表いたしました。
私のお話を聞いていただいた方が、それぞれの地域で、それぞれのお客様に『家族信託』を広めていただければ、『介護離職する方を一人でも救いたい』という信念の実現につながると信じています。
そして、『家族信託』は私一人では、お客様の問題解決はできません。このようなことを惜しみなく発信することで、同じ理念や想いを共有できる各専門家の方々が集まってきていただき、その仲間とともにお客様の問題解決にあたれるのではないかと思っています。
◆制度を知らないで、苦しむという方を少しでも減らしたい
素晴らしい制度があっても、それを知っていて利用しないというのと、その制度があることを知らないで、利用できなかったというのでは、大きな違いがあると思います。
ですから私は、『家族信託』というものがあることを知らずに、その制度を利用できず、親の介護のために離職をせざるを得ないという方を一人でも多く救いたいと思います。
せめて『その制度を知っていたけれども選択しなかった』ということが、当たり前の世の中になることを願っています。
親が認知症になってからでは、間に合わないのです。
色々な悲しい事件が起きる中、『8050』問題という言葉がクローズアップされています。今回のような事件と因果関係があるのかは、わかりません。ただし、我々団塊ジュニア世代は、あと5,6年もすればこの『8050問題』に直面するはずです。
50代で介護離職をした後に、再就職をするというのは、年齢的にも非常に困難になる可能性があります。
もしも介護離職をしないで済むという選択肢をご提供することにより、離職を防げるのであれば、こんなにうれしいことはありません。
そして、それが日本経済のためにもなると思います。
人手不足でどの企業も困っている中、さらに働き盛りの40代、50代を失うということは、その企業にとっても、日本経済にとってもマイナスです。
これからも『家族信託』の普及に向けて、地域の皆様に少しづつ浸透させていきたいと、更に気持ちを新たにさせていただいた勉強会でした。
今日もありがとうございました。