2018/12/0112月1日 笑顔相続の日にエンディングノート作成セミナーを開催しました!
今日12月1日は、笑顔相続の日
一般社団法人 相続診断協会の設立日を「笑顔相続の日」として、
笑顔相続を広めるための「第5回笑顔相続シンポジウム」が
名古屋で開催されています。
私は、埼玉上尾市で笑顔相続を広めるために
「家族に想いを伝える!エンディングノート作成セミナー」を
開催いたしました。
◆エンディングノートの役割
そもそもなぜエンディングノートが必要なのでしょうか?
エンディングノートは、遺言書のように法的効力があるわけでは
ありません。
仮に相続人同士でもめごとが起きてしまった際には、エンディングノートが
あるからといって、何も問題の解決にはなりません。
ただし、逆を返せば、法的効力がないからこそ、自由に書きたいことを
書けるということでもあると思います。
自分の気持を子供や兄弟などに知ってもらうことはとても大切なことです。
エンディングノートの役割は、
- 家族への連絡帳(事務連絡的なこと)
- 自分の今までの人生を振り返る
- 大切な人へ想いを遺す
このように遺言書ではなかなか書けないことも
自由に書いていきましょう。
◆エンディングノートの書き方
終活がブームの昨今、書店に行くと様々なエンディングノートが
並べられています。
それらを眺めながら、自分が一番書きやすいエンディングノートを
選んで書いてみましょう。
エンディングノートの書き方ですが、遺言書のように
書き方や書式などは特に決まっていません。
みなさんの書きたいように書いていけばいいのです。
日本人は真面目なので、最初の1ページ目から書いていき、
途中で思い悩んで書けなくなってしまったら、そのまま
先に進めずに、途中で書くのをやめてしまったということも
あるようです。
書けなくなった箇所は、飛ばして書けるところから書いていくようにすると、
途中でやめてしまうということも少なくなるのではないでしょうか?
◆エンディングノートをきっかけに家族会議を!
相続が発生する前に、必ずやってくるのが介護の問題です。
みなさんは自分自身や自分の親の介護について
親子で話したことはありますか?
どうやって老親を家族みんなで支えていくのかを考えておかないと
老親の枕元で、親の介護方針や介護費用の捻出の問題で、家族同士が
もめてしまうということが実際におこります。
そのようなことがないように、普段から家族同士のコミュニケーションを
取り合って、介護方針について家族会議をしておかなければなりません。
そしてその延長線上にあるのが相続なのです。
私は40代前半ですが、子供のほうから親に対して、老後のことや
相続のことを切り出すというのは、なかなかハードルが高いものです。
できれば親の方から声をかけてもらいたいというのが本音です。
そんな時、自分の死んだあとのことに対して話をするというのは、
ハードルが高くても、老後の介護のことであれば、まだ話しやすいのでは
ないでしょうか?
そんな家族会議をきっかけに、家族みんなでエンディングノートを
書いてみると、家族で気軽にコミュニケーションを取ることができます。
『お父さんやお母さんがそんなことを考えていたのか』とか、
『若い時には、そんな趣味があったんだね』とか
『お母さんは、こんな考えで私たちを育ててくれたんだね』とか
そんなことを知ると、お父さんやお母さんへの尊敬の念がうまれ、
親への感謝の気持ちが深まります。
このような気持ちになった家族が、相続の際にもめるということが
おきるでしょうか?
争続になる確率は、ものすごく減ると思います。
みなさまも家族会議のきっかけにエンディングノートを使ってみては
いかがでしょうか?