2018/10/27家族信託のセミナーを上尾市の弊社セミナールームにて開催しました!
上尾市の弊社セミナールームにて
「認知症になる前に知っておきたい家族信託セミナー」を
開催いたしました。
4組の一般のお客様と2組の不動産業者様にご参加いただきました。
皆様真剣にメモを取っていただきながら、セミナーを
受講していただきました。
ご協力いただいたアンケートをもとに次回は
更に改善していこうと思います。
セミナーの様子をご報告させていただこうと思います。
◆家族信託は、まだまだ知らない方が多い
今回ご参加していただきました一般のお客様は、
皆様、家族信託をご存知ではありませんでした。
そして、家族信託という新たな財産管理方法のことだけではなく、
認知症になると不動産の売却ができないということもご存知ではない
という方々も多いのではないでしょうか?
以前このブログでも書かせていただきましたが、
弊社のお客様で、土地を売却したいというお客様が
いらっしゃいましたが、名義人の方が施設に入っており、
意思判断能力がなくなってしまっていたため、売却が
できなかったという事例もございました。
これからの時代は、高齢者の4人に1人が認知症になる
時代と言われています。
このような時代に家族信託という新たな財産管理方法は
非常に有効な手段となると思っています。
25年間お世話になった上尾市周辺の方々へ
家族信託のことを少しでも知っていただけるように、
これからも普及活動をしていきたいと思っています。
◆セミナーのアンケートについて
今回アンケートにご参加いただいた方々からのご意見で、
セミナーの時間が短かったというご意見を2件いただきました。
確かに最後のほうがとても駆け足になってしまって、
質疑応答のお時間が取れませんでした。
申し訳ございませんでした。
このご意見は取り入れさせていただこうと思います。
今回90分で行いましたが、次回からは2時間で行おうと思います。
内容に関しましても、様々なご意見をいただきましたので、
徐々に改善させていただこうと思っております。
また、
『家族信託組成のサポートをしてもらいたい』
『相続全般について相談したい』
『家族会議のサポートを受けたい』
などのご意見もいただきましたので、
しっかりとサポートさせていただきたいと思います。
◆家族会議の重要性
家族信託の組成をするうえで、最も重要なことは
家族会議が開けるのかという点です。
家族信託は、誰が名義人に代わって財産を管理するのかと
いうことを決めなければなりません。
ということは、名義人の方の想いだけでは、家族信託は
前に進みません。
財産を管理する方の同意も必要ですし、他の相続人の方々の
同意も必要です。
家族全員の同意があって前に進みます。
仮に家族信託を組成しなかったとしても、これをきっかけに
家族会議ができて、親と子のそれぞれの気持ちがわかれば、
争続になる可能性はぐんと下がるはずです。
◆介護のことも事前に家族会議をすることが重要
介護方針や費用の捻出方法など、相続の前に
この介護問題が必ずやってきます。
今回のセミナーでもお話させていただきましたが、
『介護の先にあるのが相続』ということなのです。
この仕事をしていると名義人の方から
よく聞くコメントがあります。
『オレの死んだあとのことは知らねぇ。
もめるのはオレじゃないから』
でもよく考えてみてください。
突然死ではない限り、
相続の前に介護の問題が必ずやってきます。
老親の枕元で、介護方針や費用の捻出について
家族同士がもめているということが現実にあります。
その結果、困ってしまうのは、
あんなことを言っていた親自身なのです。
お恥ずかしいお話ですが、私の家族も
祖母の介護の問題をめぐって、一時険悪な関係に
なってしまったことがあります。
幸い、今は関係が修復しておりますが、当時は子供ながらに
嫌な気持ちになったのを今でも覚えています。
上尾市周辺の皆様に、家族信託のことはもちろんですが、
家族会議の重要性をお伝えし続け、家族同士がいがみ合うと
いうことがないようになってもらいたいと思っています。
このようなことは理想論なのかもしれません。
ただし、誰かが伝え続けないといけないこと
なのではないかと思っています。
不動産や相続のことを通して、わたしたちに関わるすべての人を
笑顔にしたい。
これが私たちの願いです。