2019/04/154月16日のNHK『クローズアップ現代+』にて『家族信託』について放送されます
4月16日の22時からNHKクローズアップ現代+にて『親の”おカネ”が使えない!?』と題して『成年後見制度』や『家族信託』についての特集内容が放送されます。
◆親の”おカネ”が使えない!?
先月3月30日に埼玉県上尾市で『家族信託セミナー』を開催いたしました。その際にもお知らせさせていただいておりましたが、NHKの『クローズアップ現代+』にて『家族信託』や『成年後見制度』の特集が4月16日(火)の22時から放送されることになりました。
5人に1人が認知症になるといわれる時代に年老いた両親を、どのように家族で支えていくのかということを、我々子世代は真剣に考えなくてはならない時代になりました。
ご両親が認知症になったら、『定期預金口座が解約できない』『実家を売却できない』などの弊害がいろいろと出てきます。この番組をご覧になっていただき、実際にどのような弊害が出てくるのかを改めてご確認いただき、事前の準備は何をしたらよいのかをご自分なりに整理していただきたいと思います。
◆家族信託は親の財産管理の一つの手段にすぎない
家族信託は親の財産管理の一つの手段にすぎません。他に年老いた両親を支える手段をお持ちであれば、わざわざお金をかけて家族信託に取り組む必要はないと思います。ただし、親世代がどのような老後を迎えたいと思っているのか、予め親子で話しておくべきだと思います。
その親の希望を叶えるためには、お金がどれくらいかかるのか、その支払い原資はどうするのか、親の年金だけで賄えるのか、まとまったお金が、いつ頃、どのくらい必要になるのかなどを把握しておくことが親世代も子世代も漠然とした不安を取り除けるのではないでしょうか。
◆『終わり良ければ総て良し!?』
親が老後にどのような生活を送りたいと思っているのかは、子供のほうからは、なかなか聞きにくいものです。ましてや相続の話などは、自分の親が亡くなることが前提の話になりますので、なおさらだと思います。
経験上、親が体の具合が少し良くないですとか、最近手術をしたなど、健康に多少の心配が出てくるとこのような老後のお話や相続のお話も子供のほうからもしやすくなりますし、親のほうからも考え始めるきっかけにもなるようです。歯が痛くなるまでは歯医者さんに行かないのと同様ですね。
そのような方は、ぜひ『クローズアップ現代+』のこの番組を見てもらうように親に促してみてはいかがでしょうか?お話をするきっかけになるかもしれません。
今後お父さんやお母さんに良い老後を送ってもらいたいではないですか!
昔からよく言ったもので『終わり良ければ総て良し』だと思います。
今日もありがとうございました。