2018/10/10一次相続よりも二次相続に注意!~上尾市・桶川市の相続のご相談は上尾相続相談センターへ~
ご夫婦のどちらかが先に亡くなり、
1回目の相続のことを一次相続といいます。
次に残された配偶者が亡くなり、再び相続が
発生します。
これを二次相続といいます。
この二次相続のほうがもめる確率が高いのです。
二次相続まで見据えた相続対策が必要です。
◆相続トラブルの内容
日本財団が相続でトラブルを経験した方々にアンケート調査を行いました。
そこで一番多かった回答が「兄弟姉妹とのトラブル」
次に多かったのが「相続財産の配分に関するトラブル」でした。
いずれも遺産分割をめぐる争いだということです。
親子で遺産分割に関してもめるということは、
少ないと思います。
やはり親には遠慮する子供が多いのではないかと思います。
一次相続では、兄弟間で遺産分割に関してもめたとしても
親がトラブルを収めるということがあります。
ところが親がいなくなり、兄弟姉妹間だけで行う
二次相続では、歯止めになる人がいないため、
お互いの感情がぶつかり合うというケースが増えていきます。
◆親がいなくなった二次相続に注意
二次相続で兄弟姉妹間でもめる一番の要因は、
土地や建物の不動産の分割によるものです。
このブログでも何度もお伝えしていますが、
不動産は簡単に分割できませんので、
一番のトラブル要因になります。
二次相続になると親の目がないので、
相続人がそれぞれ自分の権利を主張する傾向が
強いようです。
またそれぞれ家庭を持っていると、
配偶者からのアドバイスなどもあり、
更にエスカレートしがちです。
兄弟姉妹にもそれぞれの生活があり、親もいなくなったことで、
盆暮れ正月などに実家に集まらなくても良いという考えで、
二度と会うことはないという割り切った気持ちで、
自分の権利を主張するという人も出てきたりします。
よくある話ですが、弟や妹が生まれて、兄や姉が
お母さんを取られたような気持ちになって、
きょうだいゲンカをするということがあると思います。
それがおとなになってからも引きずっているということが
あることもあります。
親は平等に接しているつもりでも、子どもたちはそうは感じていない
ということもあります。
資産を取り合うというよりも、親の愛情の取り合いという側面も
あるように思います。
◆お元気なうちの家族会議のすすめ
遺言書と聞くと資産があるお金持ちが書くものという
イメージがあるかもしれません。
ところが、実際に相続でもめるケースは、
ケースが75%を占めるということです。
これは自宅と預貯金がある家なら、
もめることがあるということですが、
このことを知っておくのと、
知らないまま相続を迎えるのとでは
大きな違いがあるのではないでしょうか?
私は上尾市周辺の地域の皆様に対して、
遺言書やエンディングノートなどで、ご家族へ想いを残す大切さを
セミナーやこのブログでお伝えしていきたいと思っています。
中には遺言書があっても、もめてしまうケースもあります。
遺産分割だけを記した遺言書では、残された家族は
どうしてそのような遺産分割になるのか納得できない
ということもあるでしょう。
そこに親から子供への気持ちを残すだけで、
トラブルが防げる場合もあります。
また、家族信託という手法を使って、二次相続の
承継先まで指定できる仕組みもございます。
これら相続対策に共通することは、とにかく
名義人がお元気なうちに、ご家族皆さんで家族会議を開き
家族それぞれの気持ちを家族全員で共有することです。
当社では家族会議の支援も行っています。
上尾市周辺で相続にお悩みをお持ちの方は
お気軽にご相談ください。