あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
喜多川泰さんの小説『ソバニイルヨ』を年末に
読ませていただきました。
『自分らしく生きる』ことが大切なんだということを教えてくれる
素晴らしい本に出会いました。
仕事や人生に迷ったとき、読んでいただきたい素晴らしい小説です。
人にやさしくなれるには何が必要だと思われますか?
◆『変人』の父親からの置き土産
主人公の隼人は、思春期真っ只中の中学1年生。
サッカーが大好きで、勉強があまり好きではない一般的な中学生。
真面目に勉強するのがかっこ悪いと思っている隼人とは対照的に、
自分の大好きなAIを研究するために近くの工場を『研究所』
として借りる父親に嫌悪感を持っている隼人。
その父親が仕事で3か月間アメリカに旅立つことに。
父親が隼人に残していった置き土産は、
『研究所』で作った『ユージ』というロボットでした。
『AI』を搭載されたユージは、隼人と毎日会話をしながら、
隼人にアイを伝えるために生まれてきたと告白します。
◆子供が思春期になったらそっと渡したい小説
この小説を読みながら、自分の思春期の頃を思い出し、
『そうそう、自分もそうだった』とうなずきながら、
どんどん物語に引き込まれていきました。
他人の目が気になってばかりいた中学・高校時代。
何のために勉強するのか分からない。
何を言われても、反発ばかりしていたあの時代に、
この本に出会っていたかったなぁと思います。
自分にも娘ができて、この本の中の父親や母親の目線でも、
物語に入り込んでいきました。
隼人がユージと毎日生活をしていくなかで、少しずつ
勉強が好きになっていき、何のために勉強をするのかを
学んでいきます。
また、ひそかに恋心を寄せる同級生の女の子『円花』に、
言われた一言に隼人は、ドキッとさせられましたが、
私自身も考えさせられる言葉でした。
毎日仕事をしているとこの言葉がとても響きます。
『そうそう!』と。
物語の途中で、円花と円花の愛犬『デルピエロ』との
エピソードが出てきますが、我が家もパグの『梅太郎』という
愛犬がいます。
円花とデルピエロが、娘と梅太郎に重なりました。
子供が思春期になるときには、どんな言葉をかけるよりも
この本をそっと机に置いておくほうが、より効果的な気がしました。
◆『アイ』を知ると人は優しくなれる
青春時代の悩みはたくさんあります。
勉強のこと、人間関係、淡い恋、親との関係など、
様々なことに悩みます。
大人になっても、様々な悩みが生まれます。
青春時代とは違った悩みや心配事に苦しみます。
そんな時に、自分らしく生きる勇気を与えてくれる
素晴らしい小説でした。
周りに何を言われようとも、自分が信じる道を進めばいい。
周りの価値観に押しつぶされるなと。
『アイ』の意味は何なんでしょうか?
それはこの本を読んで感じてもらいたいと思います。
元気をもらいたいときにぜひ読んでいただきたい
どんな年代の方にもおすすめな小説です。
ぜひご一読を!
今日もありがとうございました。
私の家族をご紹介いたします。
我が家の長男のパグの梅太郎くんです。
もうすぐ5歳になります。
何よりもご飯が大好きな食いしん坊です。
最近ペットを飼っている方が増えていますが、
万が一、自分がペットよりも早く亡くなって
しまった場合のこと考えたことありますでしょうか?
◆パグの梅太郎くんは我が家の救世主
私には、妻と9歳になる娘がいますが、
娘は生まれた時から、人見知りと引っ込み思案、
おまけに泣き虫で、とても大変でした。
訳も分からず、突然泣くので、電車やレストランなどの
人がたくさんいるところに行くと周りの人からの冷たい視線に
びくびくしていたものです。
幼稚園に入っても、なかなか周りの子たちとうまくコミュニケーションが
取れずにいたようでした。
妻は二人目の子供を産むには、少し高齢で体力的な心配も
あったことから娘は一人っ子になりました。
このままでは、心配だなと思っていましたので、
何か娘に自信がつくようなことをしてあげたいなと
思っていました。
そこで考えたのが、犬を飼って、
自分がお姉ちゃんになって、弟(=犬)のお世話をすれば、
少しは自分に自信がつくようになるのではないかと思い、
犬を飼いました。
家族全員、鼻ぺちゃ犬が好きだったので、パグの梅太郎くんを
家族に迎え入れました。
これがやはり大正解でした。
お散歩をしていて、幼稚園のお友達が、
梅太郎目当てによって来てくれて、
みんながなかなか怖くて、梅太郎のことを触れずに
いるところを、娘が慣れた手つきで触っていたりすると
みんなが、「すごーい!怖くないの~!?」なんて
言ってくれたりするので、自然と自分に自信がついてきたように
思います。
さらに梅太郎君の下のお世話やごはんをあげたり、
色々なお世話をするうちに、すっかり引っ込み思案も
良くなりました。
まさに梅太郎くんは、我が家の救世主です。
◆ペットと一緒に入れるお墓って少ない!?
今ではすっかり、家族の一員になった梅太郎くんですが、
いつかはお別れの時がきます。
その時のお墓について先日考えたことがありました。
私の父の実家が山口県で、そちらのお墓を墓じまいして、
埼玉のほうにお墓を持ってくることを家族会議で決めました。
その際に、様々な霊園を見て回りました。
梅太郎が亡くなって、自分たちも亡くなった際に、一緒に
お墓に入れればなと思い、ペットと一緒に入れる霊園を探しましたが、
そのような霊園はものすごく少ないということがわかりました。
これだけペットを飼っている人が増えているので、一緒に
お墓に入りたいという人が多いと思うのですが、意外にも
そのような霊園が少ないというのが実感です。
どうしてもペットと一緒に入りたいのであれば、少し早めに
場所だけでも確保しておいたほうがよいのかもしれません。
◆ペットにも信託という制度がある
自分が先に亡くなって、ペットだけが残ってしまうということも
考えてあげなければなりません。
ペットは、自分たちだけでは生きていけません。
自分の子供や孫が、面倒を見てくれるなら、問題ありませんが、
お子さんのいない方や、住宅事情により、お子さんたちが
ペットを飼えないということもあるかもしれません。
そこで、最近はペットとお世話する費用を信託するという制度もあります。
自分自身が信頼できる人や施設に、ペットのお世話を委託し、
その費用に関しても、信託財産の中から賄ってもらうというような
家族信託のペット版のようなものがあります。
信託契約ですので、契約内容もある程度自由に設計することが
できます。
ご高齢でペットの将来が心配な方は、信託という方法も
検討してみるのもよいと思います。
これからも梅太郎君との日常もお伝えしていこうと思います。
犬好きの方、今後ともよろしくお願いいたします。