2019/04/30『令和』のマイライフワークを考える
いよいよ今日で『平成』が終わります。私の青春時代は『平成』とともに歩んできました。明日新たな時代『令和』を迎える前に、平成を振り返り、また新たな気持ちで『令和』に新たな歴史を刻んでいきたいと思います。
そして『令和』を迎える前に、マイライフワークを見つけることができました。
◆思春期を過ごした『平成』
中学1年生の冬休みが終わろうとしていた昭和64年1月7日。当時硬式テニス部だった私は、その日も部活に参加するため学校に向かっていました。当時は、当然Twitterどころかインターネットや携帯電話も普及しておらず、学校に到着するまで、いつもと変わらず普段通りに登校していました。
学校に到着して初めて、先輩から「昭和天皇が崩御されたらしいよ」ということを聞いたのを、今でも覚えています。
そこから中学・高校・大学・社会人と、まさに『平成』とともに私の青春がありました。
うれしいことも悲しいこと、大きな挫折や小さな成功も『平成』の時代に、すべて経験をさせていただきました。
まだ日本が右肩上がりの時代で、未来は非常に明るいと思えた時代でした。
今の団塊の世代の方々が現役バリバリのビジネスマンとして活躍されていたころだと思います。世の中はまだバブル経済の真っ只中でした。まさかこんなに中国が台頭し、日本がどんどん小さくなっていくなど、その時は誰しもが思っていなかった時代ではないでしょうか。
平成元年の世界企業の時価総額ランキングのトップ30に日本企業が21社も入っていた時代です。
30年後の今は、残念ながら日本企業がトップ30に1社も入っていません。時代は大きく変わりました。
◆産業革命以来の大きな変革がおきた『平成』の時代
『平成』を語るうえで、一番の大きな出来事はインターネットの普及でしょう。産業革命以来の大きな変革だと思います。
1995年、平成7年にwindows95がマイクロソフトから発売され、windows95をパソコンに導入すると、当然のようにインターネットエクスプローラーが入っており、そこからインターネットの普及が爆発的に伸び、今はスマホの時代になり、みんなが手元にスマホというコンピューターを持つようになりました。
バブル時代まで我々の先輩方が築いてきていただいた常識は、一気に消え去りました。世界企業の時価総額ランキングをみれば一目瞭然です。
平成30年の時価総額ランキングのトップ10の世界企業は、ほとんどがプラットフォーマーといわれる企業に塗り替えられました。
今までは、いかに良い商品やサービスを開発するかということが世界の常識でしたが、これからは、いかに優れたプラットフォームを築けるかということが、今後のスマホ時代を勝ち抜く常識になりました。
そしてこれからの時代は、テクノロジーの発達により、個人でもマイプラットフォームを築くことができる時代になりました。我々の目指すべき道は、この道なのではないかと思っています。
◆『令和』時代のマイライフワーク
令和は、本格的なAI時代に突入するでしょう。単純な事務処理は、すべてAIやスマホなどで片付いてしまうようになると思います。
不動産業界にもプラットフォームの大きな波がやってきています。
今やマンションなど、比較的売買価格の査定がしやすいものに関しては、売主、買主が直接値段交渉まで行い、値段の折り合いがつけば、重要事項説明と契約だけを不動産業者が行うというプラットフォームが、次々と出てきています。
我々不動産業者も、うかうかとはしていられません。時代の変化についていくところはついていかないといけないと思います。
ただし、そういう時代だからこそ、逆にAIだけでは片づけられない人間の感情を研ぎほぐす役割というのも、改めて見直される時代になるのではないかとも思っております。
われわれスモールビジネスのオーナーは、そのようなお客様一人ひとりの気持ちに寄り添い、お客様の問題解決に全力を尽くし、『令和』の時代を歩んでいきたいと思っています。
団塊の世代が、いよいよ介護が必要な時代に入ってきます。我々団塊ジュニア世代でも、介護離職という現実が、実際によく聞かれるようになってきました。介護離職により若い力が現場からなくなることは、確実に日本の力を衰退させてしまうと思っています。
少しでも介護離職の方が減らせるように、財産管理委任契約・任意後見契約・家族信託・死後事務委任契約などの普及を、士業の先生方とともに目指します。
親世代が認知症になってしまったとしても、これらの準備をしっかりと行っておけば、自宅を売却でき、介護費用に充てていただき、在宅介護をする必要がなくなるかもしれません。
それが結果的に『笑顔相続』の普及にもつながります。
このようなことをみなさまに伝え続け、事前の介護・相続の準備をしていただく方が、ひとりでも増えていただればと願っております。
『令和』時代の私のライフワークにしようと決めています。
明日はいよいよ『令和元年』
平成最期の投稿でした。
みなさまにとって素晴らしい『令和』時代が訪れるように、心から願っています。
今日もありがとうございました。