2018/10/15エンディングノートを動画で遺す
エンディングノートの役割は家族の絆を
深めるツールです。
改めて家族への想いを残すという作業をすると
家族への想いを再確認できるというメリットがあります。
あなたが今までどのような想いで生きてきたのかという
価値観の共有を家族とすることができます。
何度書き直してもいいわけですから、
無理せず、あまり構えること無く、
気楽な気持ちではじめてみましょう。
◆家族への想いを残す
相続でもめてしまうケースは、遺言書がないことと
いうことが圧倒的に多い原因です。
遺言書があれば、もめてなかったのではないか
というケースも多くみてまいりました。
ただ、遺言書があっても、なぜ親がこのような遺産分割を
望んでいたのかという気持ちを子供がわからないと、
結局はもめてしまったり、わだかまりが残ってしまう
ということがございます。
遺言書の付言事項やエンディングノートの中で、
親の気持ちを残しておけば、子供たちはなぜ親が
このような遺産分割を望んでいたのかがわかります。
このような親の気持ちがわかる遺産分割であれば、
もめたりするようなトラブルは最小限に減らすことが
できることが多いのです。
◆家族への連絡帳
残された家族は、故人の遺品整理を行わなければなりません。
その際に銀行の通帳や印鑑などがすぐに見つかると
その後の手続きが非常にスムーズになります。
ですからこれら重要なものがどこにあるのかを
エンディングノートに書いておいてあげること、
もしくは事前に直接伝えておくことは
遺族にはとても喜ばれるでしょう。
また今の時代は、スマホやパソコンなどのデジタルツールを
お持ちの方が多いと思います。
これらを立ち上げるためのIDやパスワードが必要になる
ケースがありますが、これらがわからないと立ち上げることができず、
仕方なくデータの初期化をしなかればならないということもあります。
またlineやメールなどのIDやパスワードが分からずに
非常に困ったということもございます。
エンディングノートにこれらのID・パスワードを
書いておいてあげるということもとても大事なことになります。
◆エンディングノートを動画で残す
先日、数年前に私が娘に向けて作った動画を
あることがきっかけで久々に見直しました。
娘が15歳になったときに、グレていたら、
見せてやろうと思って作ったものです(笑)
約5分間の動画の中には、娘の写真のスライドショー
とともに、15歳になった娘を想像しながら、
私から娘へ贈る言葉を、一言ずつ、5分間の動画の中に
散りばめています。
この動画をこちらで公開して参考にしていただけたらなと
思ったのですが、娘は顔出しNGなので、
ここではお見せできません。
弊社のエンディングノートのセミナーの際に
お見せしたいと思っております。
今になってこの動画を改めて見てみると、
これはエンディングノートになるなと思ったわけです。
お若いうちにエンディングノートを遺そうとお考えの意識の高い方は、
動画で想いを遺すというのも一つの方法だなと思いました。
毎年少しずつ写真やコメントを変えて、
動画として残していくというのは、
毎年動画で思い出を遺すことができますし、
更にはエンディングノートにもなる
という一石二鳥になるのではと思いました。
親から子への想いを遺す。
方法はどんな方法でも良いと思います。
まずはできるところからやってみることをおすすめいたします。