相続対策とお聞きすると、みなさま何を思い浮かべますでしょうか?
資産を多くお持ちの方は、相続税をなるべく減らしたいとお考えになるかもしれません。
しかし、相続税を減らすことだけが相続対策にはなりません。
相続対策には、
①遺産分割対策
②相続税の節税対策
③納税資金の確保
④認知症対策
相続対策にはこれら4つの基本がございます。
相続税は、基礎控除がございますので、資産を多くお持ちの方だけが対象です。
相続税がかからない方も遺産分割対策と認知症対策は必要になってきます。
相続対策は、資産背景や家族背景、被相続人の相続人に対する想いなどで、大きく変わります。100人いたら100通りの相続対策が必要になります。
ただし、相続対策において1点だけ共通していることがございます。
それは、現状分析です。
『そんなこと当たり前でしょ!』と思う方が多いかもしれませんが、現状分析をしっかりと行って、相続対策をしているという方は非常に少ないというのが私の実感です。
被相続人と相続人との関係性、不動産の資産価値、現金や有価証券、生命保険の加入状況などの現状分析を行い、初めてそれに対する対策を考えることができます。
現状分析ができないと具体的なリスクがわからず、不安だけが増長します。
銀行や建築業者、保険会社や不動産会社などは、みなさんそれぞれ自分たちが売りたいバックエンドの商品があります。本当にそれが相続対策で必要なのか、今一度立ち止まって考えてもよろしいのではないでしょうか?
まずは中立的な立場の相続コンサルタントに現状分析を行ってもらい、その資料をもとにコンサルタントと一緒に相続対策を考えていくと、点ではなく、線でつながり、面となるような相続対策を行うことができます。
私の周りには、地主さん専門の相続コンサルタント・保険会社・司法書士・行政書士・弁護士・遺品整理業者・介護施設紹介センターなど多くのプロがおります。
何かございましたら、お気軽にご相談くださいませ。