うまくいく相続対策、

それはチームワークです。

 

え!どういうことと思われますよね。

良い相続対策をするには、

各専門家のチームワークが不可欠なのです。

 

 

良い相続対策をするには

法務、財務、税務、金融、不動産の5つの分野

総合的に考え、どのような戦略、戦術で

対策をしていくかを

検討する必要があります。

 

あくまでも一般的なお話ですが、

税理士の先生に最初にご相談された場合、

税理士の先生は、税務の専門家ですから、

相続税をいかに節税するかという視点

相続対策を提案する傾向があります。

 

そこに遺産分割のことまで

考えた節税対策になっているかどうかを

検証する必要があります。

 

以前、こんなお客様がいらっしゃいました。

ご主人様が亡くなった際に200坪以上ある

ご自宅の敷地を、奥様と長女と長女の旦那さんの

3人が相続し、共有にしてしまいました。

 

ところが、長女夫婦が離婚していまい、

お住まいになっているご自宅に、

戸籍上は赤の他人の名義が入ってしまっている

状態になってしまいました。

 

 

 

 

別れた旦那さんの名義を

・買い取るか

・贈与してもらうか

・売ってお金でわけるか

 

どうして、このように

相続したのかお客様に確認すると

税理士の先生に勧められたとのことでした。

 

税理士の先生は税の専門家ですが、

不動産の専門家ではありませんので、

仕方ないのかもしれません。

 

不動産の専門家である私であれば、

売却してお金で分けることを

前提としているとき以外は

基本的には不動産を共有で相続することは

絶対に避けるべきだとおすすめしています。

 

ですから、

良い相続対策をするには、

お客様と一番関係性の濃い専門家が

窓口となって、各専門家を束ね、

コーディネートする力が

必須になります。

 

やはり、先人の教え通り、

餅屋は餅屋でいきましょう。

 

最初に相談する方の見極めが

とても重要だということを

頭の片隅にでも置いておいていただければと

思います。